外国人材の採用は、多くの日本企業にとって欠かせない人材確保の手段となりつつあります。
しかし、採用市場の状況は年々変化しています。
今回、日本政策金融公庫総合研究所が2024年に実施した最新のアンケート調査をもとに、外国人採用の現状と、企業が直面している課題・背景を整理します。
採用難易度は「変わらない」が半数、しかしコストは上昇傾向
調査によると、外国人材を採用している企業の約半数が、5年前(2019年)と比べて「採用の難易度は変わっていない」と回答しています。
これは、採用チャネルや紹介会社の活用が定着し、一定のノウハウが企業内に蓄積されつつあることを示しています。
一方で、採用コストは上昇傾向が続いています。
雇用形態 | 「採用費用が増加した」と回答した割合 |
外国人正社員(非管理職) | 43.7% |
技能実習生 | 69.7% |
採用に伴う費用(現地採用支援、渡航費用、ビザ申請、生活準備費など)が企業負担を重くしている状況が浮き彫りになっています。
外国人が日本で働く理由
企業の経営者に「外国人材が日本で働く理由」について聞いたところ、以下の回答が上位に挙げられました。
理由 | 割合 |
より多くの収入を得るため | 59.7% |
日本の技術や知識を習得するため | 10.3% |
家族が日本にいるから | 8.4% |
主に経済的な理由が最も大きく、スキル習得や家族の事情なども一定の割合を占めています。
こうした背景を理解した上で、企業側も外国人材が安心して長く働ける職場環境を整えることが重要になってきます。
参考:日本政策金融公庫 総 合 研 究 所の中小企業等における外国人雇用に関するアンケートhttps://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/sme_findings250221_1.pdf
GICが提供する採用支援ソリューションの強み
外国人材の採用では「採用できるかどうか」だけでなく、採用コストの最適化・採用後の定着支援・制度運用の負担軽減が成功のカギを握ります。
GICでは、こうした企業の悩みに対応する総合的な支援サービスを提供しています。
■ 採用支援
- 海外現地ネットワークを活用した費用効率の良い候補者紹介
- 採用フローの設計支援(現地面接、オンライン面談など)
■ 渡航・在留資格サポート
- ビザ取得・入国準備のワンストップ支援
- 行政書士との連携による入管手続き代行
■ 定着支援
- 日本語研修・ビジネスマナー研修の実施
- 生活サポート・メンタルサポートの提供
- 定期的なフォロー面談・キャリア相談
■ 企業側の負担軽減
- 最新制度への対応サポート
- 管理者向けの外国人受入れ研修プログラム提供
まとめ
今回の調査でも浮き彫りになったように、採用難易度は安定している一方、採用コストや制度対応の負担は依然として企業にとって大きな課題となっています。
外国人材の採用は「採用して終わり」ではなく、採用から定着・育成までの一貫した支援体制が必要不可欠です。
GICは、これまでの豊富な実績とノウハウをもとに、貴社の外国人材採用をトータルにサポートいたします。
外国人材採用に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。