AI技術開発を強化し、次世代ITリーダーを育成する:弊社の取り組み
AI(人工知能)の時代が進展する中、AIを活用した業務効率化やイノベーションを推進できる技術者の需要はますます高まっています。弊社では、若手技術者(新卒を含む)を中心に、これからのAI時代に貢献できるスキルを身につけてもらうため、AI技術開発研修プログラムを強化しています。今回は、その取り組みと目指すべき方向性をご紹介します。
次世代ITリーダー育成のためのAI技術研修プログラム
AI関連のプロジェクトが急増することが予想される中、弊社では社員がAI関連の開発に必要なスキルを早期に習得できるよう、実践的な研修プログラムを提供しています。この取り組みは、AI技術を活用し、業務効率化やシステム開発に貢献する人材を育成することを目指しています。

AI関連開発者のタイプ(分類)表:弊社は赤枠の2〜4の開発者を育成する
1. AI基礎の習得とクラウドサービスの活用
まず、AIの基礎を学び、機械学習やAIモデルの基本的な仕組みを理解します。その後、AWSやAzureなどのクラウドサービスを活用し、実際に提供されているAIツールやリソースを使いこなせるようになります。これにより、AIを業務に応用できる能力を身につけ、クラウド環境でのAI活用の実力を養います。
2. PoC(概念実証)開発
次に、PoC(Proof of Concept)を開発し、実際のビジネスニーズに基づいたAIシステムの試作を行います。これにより、AI技術を実際にどのようにシステムに組み込むか、またその効果をどのように測定するかを学ぶことができます。PoCは、短期間で実現可能なサンプルアプリケーションやプロトタイプを開発するための重要なステップです。
3. チーム単位でのAI開発
実際の開発現場に近い形で、少人数のチームを組み、複数のビジネスアイデアに基づいたAI連携アプリケーションやシステムを開発します。小さなチームでのアジャイル開発を行うことで、効率的に実践的なスキルを習得でき、AI技術の活用に関する知識を深めることができます。

AI関連開発者育成のアプローチ <行程>
オフショア・ニアショア開発拠点との連携
また、弊社では、ミャンマーや宮崎をはじめとするオフショア・ニアショアの開発拠点との連携を強化しています。これにより、国内外の優秀な人材を活用し、IT投資コストを最適化するとともに、業務の効率化を進めています。特にミャンマー拠点では、優秀なエンジニアがAI技術を活用したシステム開発を行っており、両拠点を融合させることで、開発スピードやコストパフォーマンスの向上を図っています。 これからのAI時代において、世界中の人材と協力してシステム開発を行うことは、競争力を高めるために重要な要素となるでしょう。弊社では、AI技術を活用して業務効率化を目指す企業様や、オフショア・ニアショア開発を検討している企業様にとって、有力なパートナーとなることを目指しています。
まとめ
弊社のAI技術開発研修プログラムは、クラウドサービスの活用からAIアプリケーションの開発、そして実際のビジネスニーズに対応するPoCの作成まで、実践的なスキルを短期間で習得できる内容となっています。今後も、国内外の技術者と連携しながら、AI技術を駆使した業務効率化とシステム開発を推進していきます。 弊社では、AIを活用して業務の最適化を目指す企業様や、オフショア・ニアショア開発を検討している企業様にとって、有力なパートナーとなることを目指しています。今後のAI時代において、弊社と共に技術力を高めていきましょう。
弊社では、AI技術研修と並行して、ミャンマーや宮崎の開発拠点と連携したオフショア・ニアショア開発にも注力しています。コスト最適化と高品質なシステム開発を両立するハイブリッドショアの取り組みについては、ぜひ以下よりご覧ください。
この記事の執筆者

Kaung Myat Tun
カゥン ミャット トゥン
この記事は、グローバルイノベーションコンサルティング株式会社の常務取締役であるKaung Myat Tun (カゥンミャットトゥン)が担当しました。執筆者は、2008年にロンドンメトロポリタン大学(UK)でコンピューティング&情報システム学部を卒業後、ミャンマーの現地日系IT企業に勤務。2011年にグローバルイノベーションコンサルティング株式会社に入社し、その後新規事業開発や海外戦略事業部門を担当。2018年にはフィリピン現地法人のCEOに就任し、さらにプロジェクト開発やグローバルシステムエンジニア事業部の責任者としても活躍しています。豊富な経験を活かし、オフショア・ニアショア開発の推進に力を入れています。