日本企業の間で、外国人材の採用が拡大しています。
しかし、採用した後に大切になるのが「定着」です。つまり、外国人従業員が長く安心して働き続けられる職場づくりです。
日本政策金融公庫総合研究所が2024年に実施した最新の調査では、多くの企業が「コミュニケーション支援」に力を入れていることがわかりました。今回はその調査結果をもとに、御社の外国人材採用・定着支援に役立つポイントをご紹介します。
外国人従業員とのコミュニケーション状況は?
今回の調査で、外国人を雇用している企業のうち、
- 72.7%の企業が「日本人社員とのコミュニケーションはとれている」と回答
- 64.8%の企業が「外国人同士のコミュニケーションも良好」と回答
と、多くの職場で外国人社員と日本人社員が良い関係を築けていることが確認されました。
一方で、裏を返せば 約3割の企業では、まだコミュニケーションに課題を感じているとも言えます。
コミュニケーションを良くするために企業が行っている工夫とは?
多くの企業は、外国人社員の定着を促進するためにさまざまな取り組みを行っています。主な工夫は以下の通りです。
① わかりやすい日本語を使う指導(50.8%)
- 日本人社員に「専門用語や難しい言葉を避ける」「ゆっくり話す」「漢字を少なくする」などの指導を行っています。
- 日本語のレベルに合わせて、配慮した会話を心がけるだけで、外国人社員の理解度は大きく上がります。
② 交流イベントの開催(47.5%)
- 新年会、歓迎会、社員旅行、BBQなど、日本人社員と外国人社員が自然に交流できる機会を積極的に設けています。
- 仕事以外の交流があることで、職場の雰囲気も柔らかくなり、相互理解が深まります。
③ 翻訳アプリや自動翻訳機の活用(26.2%)
- 最近は、AIによる自動翻訳アプリが大きく進化しており、日常会話や業務指示でも活用されています。

参考:日本政策金融公庫 総 合 研 究 所の中小企業等における外国人雇用に関するアンケートhttps://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/sme_findings250221_1.pdf
弊社が提供する「定着支援プログラム」
外国人材を採用した後、定着・活躍まで一貫して支援するのがGICの外国人材採用支援ソリューションです。
今回の調査でも明らかになったように「採用後のフォロー」が成功のカギを握っています。
弊社の定着支援の主な内容
- 入社前研修(日本語・ビジネスマナー・生活支援)
- 入社後のフォロー面談(定期的な1on1面談)
- 管理者向けの「外国人と働くマネジメント研修」
- 交流イベントの企画サポート
- 日常の相談窓口設置(ビザ、生活、家族、メンタルヘルス等)
企業側にも安心を
- 外国人社員が安心して長く働き続けられる環境づくりは、結果として企業の人材確保コスト削減、生産性向上にもつながります。
まとめ
外国人材の採用は「入口」だけでなく「その後の定着・育成」こそが本当の成功につながります。
今回の調査結果は、日本企業が少しずつノウハウを蓄積し、着実に外国人社員との共生を進めていることを示しています。
GICでは、外国人材の採用から定着・活躍まで、企業と外国人双方が安心できる仕組みをワンストップで提供しています。
👉 外国人採用・定着に関するご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。