【元入国審査官が語る】行政書士Somの挑戦とタイ起業ストーリー
サワッディーチャオ! 元入国審査官・行政書士のSomです。
本記事では、私が入管業務を経てタイで起業し、行政書士として日本に帰国するまでの軌跡をお話しします。 ぜひ最後までご覧ください!
入国審査官としての日々
私は、「前へ」のスローガンを掲げる大学を卒業後、成田空港の入国審査官としてキャリアをスタートしました。 毎日、出国する人々を見送り、時には入国希望者に「ノー」を伝える厳しい役割も担っていました。
その後、法務本省へ異動となり、さらに責任ある業務に携わることになりました。 入管の仕事にはやりがいを感じ、大きな不満はありませんでした。
母の死と、人生の転機
私が退職と渡タイを決意したきっかけは、母の死でした。
看護師だった母は、定年を前に退職し、夢だった「池坊」のいけばな教室を開業。 しかし、間もなく癌が見つかり、半年あまりで他界しました。 母の葬儀は、奇しくも私の誕生日でした。
この出来事から私は、「半年後、1年後に何が起こるかわからない」 「予想外の出来事にも動じず、次の道を探せる経験と強さを持ちたい」 と、強く思うようになりました。
そして私は、入管を退職し、タイへ渡ることを決めたのです。
タイ・チェンライでの起業
タイでは、**ミャンマーとラオスの国境近く「チェンライ」**に移住。
ゴールデントライアングルと呼ばれるこの地で、ツアー会社を立ち上げました。
さらに4年後には、法律事務所を開業。
20年間、ツアー運営と法律事業の両立、赤字を避けながら会社を経営し、 毎年の在留期間更新に奔走する日々を過ごしました。
(※タイでは赤字経営だと労働許可が更新できない厳しいルールがあります)
「もっと法律を学んだ方がいい」──人生を変えた助言
入管を退職する際、親しく話したこともない隣の部門の上席から、こんな助言を受けました。
「タイで何をするか決まっていないなら、もっと法律を勉強した方がいい。
将来、日本に戻った時、入管に関わる仕事をすることになるかもしれない。
日本では資格がないと何もできない。だから弁護士を目指しなさい。」
この言葉が、私の心のどこかにずっと残っていました。 そして20年後、私は行政書士試験に合格し、日本に戻ってきたのです。
現在は、入管専門の行政書士として、皆様のビザや在留手続きのお手伝いをしています。
最後に
このブログを通じて、
「今できることに全力を尽くすことの大切さ」 「人生は自分で切り開ける」というメッセージ 」を少しでもお伝えできれば幸いです。
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