グローバルIT運用の現実:国内だけでは対応できない課題
Microsoft 365(O365)は、今や多国籍企業にとって欠かせない共通基盤です。
しかし、導入すれば終わりというわけではありません。
これらの課題を、一部のIT担当者の手作業でカバーし続けているという企業も少なくありません。
導入事例:大手日系製造業A社(従業員5,000名以上)
A社では、グローバルでO365(Exchange Online、SharePoint、Teams、Intuneなど)を導入し、本社と海外の各拠点間での業務連携を進めていました。
しかし、以下のような課題が発生していました。
導入前の課題:
- 問合せの約40%が日本時間の夜間〜早朝に発生
- 海外拠点の社員とやりとりする際、社内ITチームの英語対応が困難
- Microsoftサポートとの連携が属人的かつ対応遅れ
- 一部部門に問い合わせが集中し、負荷が偏っていた

GICの対応:英日バイリンガル × 24時間体制での運用支援
A社では、これらの課題を解決するために、GICのO365運用サポートサービスを導入しました。
24時間365日シフト体制
- 日中帯:東京本社のGICチームが日本語・英語で対応
- 夜間帯:GICのニアショア拠点(宮崎)で運用継続
- 対応レベルに応じてMS社へのエスカレーション対応も設計済み
英語対応力
- 社内の英語ユーザーとチャット/メール/Teamsで対応可能
- 英語ネイティブ拠点とのやり取りも遅延なく処理
- 英語版ナレッジベース(FAQ)も整備
技術支援内容
- ユーザーアカウント作成/削除/パスワードリセット
- Teamsチーム設定/ゲストアクセス管理
- Exchange配布グループ/共有メールボックス管理
- SharePointのサイトアクセス権限管理
- M365ライセンス配布管理

成果:IT部門の負荷軽減と“止まらない運用体制”の実現
導入から3ヶ月後、A社では次のような変化が生まれました。
項目 | 導入前 | 導入後 |
問い合わせの対応時間 | 平均 6.2 時間 | 平均 1.3 時間 |
日本時間夜間の対応遅れ | 頻発 | ゼロ |
IT担当者の月間対応件数 | 140件 | 70件(半減) |
利用者満足度(社内アンケート) | 72% | 94% |

まとめ:グローバル運用は“体制”がすべて
Microsoft 365の真の活用には、ツール導入だけではなく、運用の最適化が不可欠です。
とくに海外拠点を抱える日系企業にとって、英語対応可能な24時間体制をいかに確立できるかが成否を分けます。
GICでは、英日バイリンガル対応可能な技術者による24時間運用支援を実現しており、
お客様のITチームがより戦略的な業務に集中できるような体制づくりを全力で支援します。