〜東京本社と連携し、オフショア(ミャンマー)とニアショア(宮崎)を活かした次世代エンジニア育成〜
背景
AI・機械学習や大規模データ処理の分野では、GPU(Graphics Processing Unit) の活用が欠かせない時代になっています。従来CPUで数時間かかっていた計算が、GPUを用いることで数分に短縮されるなど、圧倒的な高速化が可能です。
GICはこれまで、東京本社を中心に、ミャンマーのオフショア開発拠点、宮崎のニアショアセンターを組み合わせたハイブリッド体制を強みに、多様なシステム開発を手掛けてきました。今後はこの体制にGPU活用技術を取り入れることで、さらに高度なソリューションをお客様に提供していきます。
取り組み内容
2025年度より、GICではエンジニアを対象としたGPU活用の社内研修プログラムを開始しました。研修内容は以下の通りです。
- GPUの基礎理解
CPUとの違い、GPUが活躍する分野(AI、画像処理、データ解析) - PythonによるGPUプログラミング実習
NumPyとCuPyの比較、PyTorch・TensorFlowを用いた実装演習 - クラウドでのGPU活用
AWS・AzureのGPUインスタンスを使った学習・推論・大規模バッチ処理 - 業務アプリへの応用検討
- AIによる需要予測・在庫最適化
- 画像認識を活用した検品・監視システム
- 大規模データ解析による意思決定支援
この研修はミャンマーのオフショア拠点の若手エンジニア、宮崎ニアショアセンターの技術者も対象とし、グローバルなスキル強化を図っています。
今後の展望
今回の取り組みは単なる研修にとどまらず、オフショアとニアショアを活かした新たな開発体制の強化につながります。
- ミャンマー拠点の優秀なエンジニアがGPUスキルを習得し、コスト競争力と先進技術の両立を実現
- 宮崎ニアショアセンターでは日本国内のお客様に近い距離感を活かし、高品質なGPUアプリ開発を推進
- 東京本社と連携し、グローバルに通用するGPU活用ソリューションを提供
GICはこれからも 「人材 × 技術 × グローバル」 をキーワードに、最新技術を積極的に取り込みながら、お客様に新たな価値を提供していきます。