ミャンマー情報をお伝えしております、小笠原です。
外貨のミャンマー・チャットへの強制両替に関しては前回共有いたしましたが、7月15日新たな発表がありました。
ミャンマー中央銀行の7月15日の通達によると「外資比率35%までの企業」を対象にするとありました。
多くの日系企業は外資比率35%以上と思われますが、35%以下の共同出資企業も結構いるのではないでしょうか?
政府担当者としては、当初の10%以下だとほとんどの外国企業が対象とならず外貨獲得ができないので35%に引き上げたと思います。今後この35%ももっと引き上がるのでは?と思っています。
外貨の強制兌換はミャンマー国外との決算に大きなインパクトを与え、結果ミャンマーにとっても決して良い施策と思われませんが、目の前だけを考えている感が強いです。
入ってくる外貨を没収し出ていく外貨を規制する、完全に経済活動を止めていますが、関係者は理解しているのでしょうかね・・・
今後もミャンマーのリアルタイムな情報は、このブログで毎週発信させていただきます。
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ミャンマー情報
取締役副社長
小笠原 亨
1992年日本アイ・ビー・エム入社。2012年GIC Myanmar株式会社を設立し現在に至る。ミャンマーでの日系企業の海外進出支援やコンサルティング・サービスの提供、オフショア開発、現地ITコンサルティング・サービス等を担当。