こんにちは。GIC Myanmarで教育部門を担当しております渡辺です。
新シリーズ「ヤンゴンでの50音」の第3回目です。毎回50音の順番に3音づつ取り上げて、その音で始まる言葉を話題として書いてゆく企画です。今回は、「き」、「く」、「け」です。12月も半ば過ぎ、年の瀬なのでしょうが、ミャンマーの新年は4月中旬「水祭り」の時期ですから、12月は年末とはいえ特別な雰囲気はありません。私も年中「師走」ですので、例月と変わらず忙しい日々を過ごしております。
き:「木」
ミャンマー最大の商業都市ヤンゴンですが、コンクリート・ジャングル(昭和時代の言葉?)ではなく、建物の谷間にも木々が生い茂る緑多い街並みです。南国の巨木があちらこちらで見られ、それらが日照や雨を遮るシェルターにもなっている感じです。また、鳥やリスなどの小動物の住処にもなっています。自然に恵まれていると言えば良いのですが、虫も多く、虫嫌いの人は閉口すると思います。筆者は、特に虫が好きなわけではないですが、何とか暮らしております。

く:「クリスマス」

多宗教国家のミャンマーでは、すべての宗教を平等に扱いますので、12月25日も公休日となっています。キリスト教徒は5%弱ですが、イギリス統治時代の名残もあるのでしょうか、立派な教会も見かけます。ホテル、商業施設、レストラン等では、クリスマス飾りも見られますが、商業ベースが中心のような印象です。弊社社員に聞いても、イブの夜に家族や恋人と特別な過ごし方をすることは無いようです。24日の夜に会社等の懇親夕食会を催そうものなら、日本では非難ごうごうでしょうが、当地では問題なさそうです。
け:「蹴る」
ミャンマーでけると言えば、「チンロン」でしょう。蹴鞠のようなミャンマー国技です。手は使わず、体のほかの部分で竹を編んだボールを操りますが、華麗な足技はなかなか見ごたえがあります。ネットを挟んで対戦しますが、ネットを超える高さでのスーパーキックショットは、迫力満点です。雨がほとんど降らず、涼しい日もある乾季のこの時期、平日の夕刻に道端で、チンロンに興じる人たちをよく見かけます。

年内の掲載は今回が最後です。読者の皆様に素晴らしい新年が訪れることを願っております。来年も引き続きご愛読ください。
Merry Christmas and Happy New Year!
注)本文記載の内容は筆者個人の見解で、グローバルイノベーションコンサルティング株式会社およびGlobal Innovation Consulting Myanmar Co., Ltd. の見解ではありません。

渡辺 逸夫
ワタナベイツオ
筆者プロフィール
GIC Myanmar Co., Ltd.
マネージャー
1986年日本アイ・ビー・エムに入社。1997年に中国IBMへの出向をきっかけに、その後、約4半世紀にわたり、中国、東南アジア諸国にて、ビジネスコンサル業界、IT業界の複数社での顧客開発を担当。2024年12月にGIC Myanmarに着任。教育部門担当、日本語教師も務める。
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