第49回隅田川花火大会
サワッディーチャオ。行政書士のSomです。
7月25日(土)、第49回隅田川花火大会がありました。
前の日の7月24日、関東は梅雨が明けたばかりでしたが、天気が悪くなりました。都内では強い雷雨がありました。「次の日の花火大会は大丈夫かな」と心配した人も多かったと思います。
でも、花火大会は無事に開かれました。
隅田川花火大会が始まった理由(言い伝え)
このお祭りには、よく知られた「始まりの話」があります。
享保17年(1732年)、江戸(今の東京)で大きなききんと病気の流行がありました。たくさんの人が亡くなりました。次の年の享保18年(1733年)、8代将軍・徳川吉宗の時代に、亡くなった人をとむらうお祭り(川施餓鬼)と、病気が広がらないように祈るお祭り(水神祭)が、両国の「川開き」に合わせて行われました。このとき花火を打ち上げたのが始まりだ、と言われています。
ただ、この話には注意が必要です。
最近の研究でわかったことがあります。「亡くなった人をとむらうために花火を打ち上げた」という話は、明治時代から昭和の初めごろにかけて、新聞の記事やお祭りのプログラムを通して、少しずつ作られていったものです。昭和9年(1934年)の公式プログラムで、今のような形にまとまりました。
当時流行した病気を「コレラ」だと説明することもありますが、これは正しくありません。日本で最初にコレラが流行したのは文政5年(1822年)です。1732年にコレラが流行したという話は、事実と合いません。
本当のところは、花火職人の鍵屋・玉屋が、隅田川で船遊びが解禁される時期に合わせて、自分たちの花火を宣伝するために打ち上げた、という説明のほうが、史料に近いようです。
「とむらいのための美しい花火」という物語は、それだけよくできた話だったので、広まったのかもしれません。
このお祭りは、その後も「両国の川開き」として親しまれました。明治維新や戦争、高度経済成長期の水のよごれなどで、何度か中止になったこともあります。それでも受け継がれ、昭和53年(1978年)に「隅田川花火大会」と名前を変えて、今の形になりました。
私たちGICは両国にあります。
私は行政書士として、またGICは登録支援機関として、外国人材の受け入れや、外国人と一緒に暮らす社会づくりの仕事をしています。花火大会のような毎年の行事は、日本の文化に触れる身近な入り口だと感じています。
会場に行かなくても、テレビの中継で楽しむこともできます。
今はSNSが生活の中心になっている人が多いです。そのため、日本にいても、日本語や日本の行事に触れる機会が、前より少なくなっているように思います。たまにはテレビをつけて、花火大会のような季節の行事を通して、日本語や日本のこよみに触れてみてほしい。そんなことを思いました。
こうした「外国人と一緒に暮らす社会」については、出入国在留管理庁が発表しているロードマップに、くわしくまとめられています。
今日の写真は、東京スカイツリーの隣で開いた花火です。赤、黄色、緑と色を変えながら、大きく広がった一発です。
出典:
- 隅田川花火大会の由来(東京都建設局):https://www.kasenrikatsuyou.metro.tokyo.lg.jp/feature/cd51cda730cf78b342a529f769438697760122cf.html
- 隅田川花火大会 – Wikipedia(由来に関する史料的検証):https://ja.wikipedia.org/wiki/隅田川花火大会
- 外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ|出入国在留管理庁:https://www.moj.go.jp/isa/support/coexistence/04_00033.html
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登壇者プロフィール

グローバルイノベーションコンサルティング株式会社
Talent & Recruitment Solution 事業部
1994年 東京入国管理局成田空港支局と霞が関で勤務。
2002年 渡タイ。ツアー会社と法律事務所を設立。
外国人労働者の正規の在留資格の取得及び更新手続き等(警察、病院、裁判所等との調整業務を含む)
撮影コーディネート・ロケハンのサポート業務。日本の在留資格取得を希望するタイ人向けコンサル。
2022年 帰国、都内行政書士法人に勤務。
2025年 3月に独立し、GICイミグレーションサービス行政書士事務所を設立。
山地 幸
やまじ みゆき