皆様、こんにちは。

GIC Myanmarで教育部門を担当しております渡辺です。

関連職務としまして、GIC Career GatewayというGICグループが運営する学校の校長も務めております。本学は、IT知識・技術、日本語能力、一般教養の教育機関、GIC Academyとして、約1年前に設立しました。本年4月1日付で、GIC Career Gatewayへと改名しますが、教育機関を超えた日本就業キャリアへの登竜門(Gateway)として、ミャンマーの若者をさらに支援してゆきます。

さて、今回のブログですが、3月2日(ヤンゴン)、3月9日(マンダレー)に本学4月期生徒募集セミナーを開催しましたので、ミャンマーでのIT関連の就学、就職事情とセミナー当日の様子について簡単にご紹介しようと思います。

ミャンマーでは、IT業界就職、日本就労への関心は、従来から高い水準を維持しております。コロナ禍および政変の時期に大学閉鎖などで大学進学しなかったり、中退したりと学習機会や環境が変わりました。そこで、非大卒者がIT技術者として日本就労するためのVISA申請に必要な資格、FE (Fundamental Information Technology Engineer Examination) を取得するためのIT知識・技術、併せてプログラミング技術、日本語教育、職業人として必要な一般教養の教育を提供する私立学校として、GIC Academyを設立した次第です。現在では大学は多く再開していますが、中退者は再入学しない人も多く、また、高校卒業後に大学進学をせず、専門私立学校で学んで就職を目指す若者も多いと聞いています。ついでながら、ミャンマーの大学は、アカデミアというよりは就職予備校的な性格が強く、インターンシップを通じて就職へつなぐのが一般的なようです。もっとも、筆者はIT専攻以外の知見がないので、すべての分野に当てはまるかは不明です。

掲載しています写真は、ヤンゴンのセミナー当日の様子です。

私が、GIC Career Gateway関する全般的な話、担当者よりカリキュラムや料金を含めた本学の詳細の説明をしました。来場者の顔をはっきりと出すのは難しいので、真剣に話を聞き入る様子をお見せすることができずに残念です。

今回は、ここまでです。いかがでしたでしょうか。それでは、また。

注)本文記載の内容は筆者個人の見解で、グローバルイノベーションコンサルティング株式会社およびGlobal Innovation Consulting Myanmar Co., Ltd. の見解ではありません。 


渡辺-逸夫

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