「ヤンゴン見聞録」４半世紀にわたり中国、シンガポール、タイなどを渡り歩いてきた筆者の新たな街の体験談_Blog 9

日本でも地方に行けば同じ様なことがあるのかもしれませんが、ヤンゴンに住んで心地よいのは、人との心の距離の近さです。会社内でも家族のような雰囲気が漂っていますが、街の見知らぬ人たちとも、人類みな家族というような気持にさせられます。私自身誰にでも微笑みかける性格なのですが、通勤途中で見かける見知らぬ人でも笑顔が返ってきます。いつも見かける人でも、初対面での心の距離も近く、２回目以降は既にとても長い付き合いのように感じるのは不思議です。写真は、以前お話しした私が通う商業モール内のジムと同じ階にある麺レストランですが、こちら含めいくつかのレストランが並びにあり、どの店も前を通るだけで店員さんたちの笑顔の挨拶があり、とても幸せな気分になります。

南国ミャンマーですから、他の東南アジア諸国と同じく果物が豊富です。マンゴーの季節になっています。スーパーマーケットでも、安価でおいしいものが売っています。写真は、先日、私の部門の社員から頂いたマンゴーです。なんと、自宅の庭の木でなったもののおすそ分けです。早速、いただきましたが、甘くてとてもおいしかったです。自宅の庭で収穫できるなんて、何ともうらやましい限りです。

道に野犬が多くいます。写真は、私のアパートの近所にいる野犬です。このような顔の長い犬が多くいるように思います。餌は近所の屋台の人からもらっているようですね。皆さん優しいですから、飢え死にはしないようです。昼間は暑いので、おとなしく寝ているだけですが、夜は、夜行性動物ですから活発になり、襲ってくる場合もあると聞いています。幸いに私はまだ経験がありませんが、狂犬病は怖いので、気を付けるに越したことはありません。

今回は、優しく人懐っこいミャンマーの方々について書きました。以前住んだタイと同様に仏教徒が多いので、皆、毎日得を積んでいるということかと思います。ご興味があれば、一度訪れていただき実感されることをお勧めします。

筆者プロフィール

GIC Myanmar Co., Ltd.  
マネージャー 
1986年日本アイ・ビー・エムに入社。1997年に中国IBMへの出向をきっかけに、その後、約４半世紀にわたり、中国、東南アジア諸国にて、ビジネスコンサル業界、IT業界の複数社での顧客開発を担当。2024年12月にGIC Myanmarに着任。教育部門担当、日本語教師も務める。